名前詩の勉強会(シーンに応じた言葉選びについて)

シーンに応じた言葉選び

結婚式で両親に名前詩を贈呈する場合

結婚式で新郎新婦が両親に感謝を伝えるシーンは本当に感動的ですね。
新婦は手紙で、新郎は謝辞のスピーチで伝えることが多いですが、それらの代わりに名前詩を贈る新郎新婦も増えています。

そんな『結婚式で両親に贈る名前詩』はどのようにして作れば良いでしょうか。
何か気をつけることはあるのでしょうか。

結婚式のスピーチや謝辞では、別れや不幸を連想させる『忌み言葉』は使いません。
最近はそれほど気にしない方も増えていますが、やはりマナーとして避けた方が良いでしょう。
名前詩もスピーチ同様に『忌み言葉』は無い方が断然素敵です。
大切な記念の名前詩ですので、しっかりと意識して作詩しましょう。

忌み言葉を調べると諸説あるようですが、『大切』『無事』『絶えない』などは
【切】【無】【絶】の漢字が忌み言葉とされています。

・大切に育ててくれた
・笑顔の絶えない家庭
・無事に毎日を過ごしてね

などの文章は

・大事に育ててくれた
・笑顔溢れる家庭
・平穏に毎日を過ごしてね

のように言い換える必要があります。

また、忌み言葉の中でも『重ね言葉』は沢山あるので特に注意が必要です。
慶事は何度あっても良いのですが、結婚に限っては一度きりが望ましいので
言葉を繰り返すことは避けます。

代表的なものとして、
『益々』『次々』『くれぐれも』『どんどん』『時々』『まだまだ』『様々』などの繰り返す言葉や、
『また』『重ねて』『もう一度』『再び』などの繰り返しを意味する言葉が重ね言葉です。

『益々』 → 『一段と』
『次々』→ 『順に、たくさん』
『くれぐれも』 → 『どうぞ』
『まだまだ』 → 『もっと、より』
『また』 → 『今一度、並びに』
『重ねて』 → 『加えて、深く』
『再び』 → 『今一度、あらためて』

などのように、言葉を上手く言い換えながらも微妙なニュアンスもしっかり伝えられる素敵な名前詩を作ってください。

感謝の気持ちをカタチで残せるようにと名前詩を選ぶ新郎新婦様のために惜しみない努力をお願いいたします。

もしも難しいようでしたら当協会役員までご相談ください。

■名前詩協会会員の皆様へ

結婚式で使用する名前詩については忌み言葉が入らない作品となるよう研鑽を積んで参りましょう。

■「名入れ詩」を「名前詩」として販売している作家様・企業様へ

名前詩協会はルールを守れば誰でも入会でき、無料で「名前詩」商標を商用することができます。
「名前詩」商標を商用したい方は、事前に日本名前詩協会へ入会してください。
未入会のまま営利目的で商標を侵害することはご遠慮ください。

■趣味で名前詩を作られる方へ

名前詩を販売していなくても入会可能です。
私たちと一緒に忌み言葉にも配慮できる素敵な作品で言葉遊びを楽しみましょう。
※「名前詩」商標は商用でない場合に限り、自由に使用していただいて構いません。

■名前詩を商品としてご購入検討の消費者のみなさまへ

「名前詩協会認定マーク」のついている作品は本物の「名前詩」です。
本物の「名前詩」は忌み言葉にも配慮した作品となりますのでご安心ください。

不明な点があればメールにてお問合せください。
問い合わせ先メールアドレスnamaeuta@gaia.eonet.ne.jp
※下記のコメントにつきましては対応しておりません。

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