名前詩の作り方
名前詩は行の頭に名前文字を配置して文章を作ります。
例えば『花子さん』というおばあちゃんの詩を作る場合。
例1
【は】たらき者のおばあちゃん
【な】つも冬もみんなのために
【こ】つこつ努力する姿を尊敬します
このように名前を平仮名にして頭文字に使用します。
詩の内容は『花子さん』のイメージに相応しいものにしてください。
皆のことを思って、甲斐甲斐しく働くおばあちゃんなら『例1』のような詩がピッタリです。
もし、明るくて大らかで一緒にいると元気になれるような『花子さん』なら
例2
【は】れ渡る空の太陽のように
【な】により皆を温めてくれる
【こ】ころ豊かなおばあちゃんが大好き
例2のような詩の方がピッタリです。
このように『花子さん』の人柄によって詩の内容を変えてゆきます。
例3
【は】れ空見あげ幸せ咲かせ
【な】により家族を思うおばあちゃん
【こ】れからもずっと笑顔でいてね
これは家族思いの優しい『花子さん』の詩です。
他の詩より少し上級になりますが、どこが違うか分かりますか。
ポイントは『花子さん』の【花】の文字にあります。
【花】に続く動詞といえば
・花を育てる
・花を飾る
・花が香る
などが思い浮かぶと思います。
他にもたくさんありますが、中でも『花が咲く』を思い浮かべる方が一番多いのではないでしょうか。
例3には【咲】の文字を使用しています。
これは偶然ではなく意図的に使用しています。
私たちの頭の中で【花】の文字に無意識にリンクされている【咲】の文字を使用することで、『花子さん』に相応しい印象の詩になるのです。
もちろんこれはテクニックの一つに過ぎません。
他にも感動を生み出す方法はありますが、まずは作品にする方をしっかりイメージして誠実に作詩してみてください。
誠実な作詩を続けていけば、自分だけの感動テクニックが身についてくることと思います。
もしも難しいようでしたら当協会役員までご相談ください。
不明な点があればメールにてお問合せください。
問い合わせ先メールアドレスnamaeuta@gaia.eonet.ne.jp
※下記のコメントにつきましては対応しておりません。