名前詩とは

名前詩(名前ポエム)とは
「名前を使用して作る詩(名前を折込んだ句)」のこと。

古くから日本にある遊戯的な歌の一種である折句(おりく)が基本となっており
一つの文章(詩)の中に別の意味を持つ言葉(名前)を折り込んで作る「あいうえお作文」のようなものです。

平安時代の「伊勢物語」に登場する和歌には「かきつばた」という花の名前が折り込まれています。

ら衣
つつなれにし
ましあれば
るばる来ぬる
びをしぞ思ふ

名前詩の作り方としては折句とほぼ同じルールとなりますが文字数や文字位置に制限がないことが異なる点となります。また最大の特徴としては言葉遊びの醍醐味が薄れてしまうという理由などから「再帰的頭字語の回避」はもとより「言葉重複の禁止」を定義としています。

「名前詩」は株式会社ゆうひ堂の登録商標です。

本来「商標」とは商品や役務に対して財産的価値を担保するものとなりますが、名前詩協会では「名前詩」を会員に開放することにより誰もが名前詩作家となり感動を創造できる環境を作りました。

「商標」とは商品や役務に対して財産的価値を担保するものです。
本来なら「名前詩」の呼称は権利者しか商用することができませんが、日本名前詩協会の会員に開放することで、「名前を使用して作る詩」の普及を図ることとしました。

・詩の中に言葉重複がないこと
・誠実に作詩をしていること
・感動につながる作品であること
・他者の作品を模倣していないこと

名前詩協会では上記の4つの条件をクリアできれば名前詩として認定します。

名前詩は誕生日のお祝いや記念日の贈り物として、感謝やお祝いの気持ちを込めて相手の名前をお題(頭文字)とすることが多いのですが、お店の名前や普通名詞で作ることもあります。

『運動会(うんどうかい)』

つくしい空の陽をみあげ
しゅ宣誓で気持ちはひとつ
りょくの成果がぶつかりあって
まれるのは涙と感動
けがえのない瞬間は
ろあせない思い出となる

『ハロウィン(はろうぃん)』

じまりは秋の収穫祭
こび隠せぬお化けたち
まいお菓子をくれないと
たずらするぞ玄関に
なで今夜はハッピーハロウィン

名前詩の醍醐味は何といっても名前がお題としてうまく織り込まれてること。
また人名だと小さな詩の中に壮大な人生と人への感謝の気持ちがたくさんつまってること。

想像してみてください
自分あての素晴らしい詩

それだけでも感動と涙があふれてくるのに
よく見るとお題が自分の名前になっているのです

名前詩とは

言葉のチカラで、感動を創造する
とても素晴らしい文化の事なのです。

■名前詩の歴史■

名前で作る詩は折句が基本となり、「伊勢物語」が書かれた平安時代にはすでに存在していました。
漢詩や西洋の文化までみるとたどり着けないほどの歴史があると推察されます。
また江戸時代には雑俳として流行していた記録も残されています。

人物名を題材とした折句を「名前詩」と呼称するようになった歴史は比較的浅く、昭和に入ってからとなります。
戦後発行されている東京玩具商報にて「お名前詩」というコーナーが連載されており、当時は著名人の名前で作られた名前詩が毎号掲載されていました。

近代では昭和を代表する詩人、谷川俊太郎さんも名前を使用して作る詩『折句』を手がけており、名作をたくさん生み出していることは有名です。
もしかすると、これが私たちの「名前詩」のさきがけなのかもしれません。

昭和の終わりから平成の初め頃には『名前を使って作る詩』を作る詩人も多く現れてきました。
当時は「折句」という言葉を知らない作家も多く、折句を「名前を使った歌」「名前のうた」と表現していました。

現在では有名になった「名前詩」「名前ポエム」という言葉は平成中期になってもまだ普及していなかったのです。

歴史ある「折句」よりも「名前詩」が急激に認知されだしたのは「名前詩」が、言葉あそびの範疇を越えて、贈り物として利用され始めた頃と重なります。「名前詩」として発表された作品が驚嘆や感動を呼び、贈答品としての新たな利用価値を認められたのです。

これからも名前詩協会は「名前詩」の品質を守り、自己研鑽に努め、感動を創造して参ります。

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